聖パウロ女子修道会 協力者会 −ともに福音を宣教するために−

福者ペトロ岐部司祭と187殉教者の列福10周年を迎えて

ペトロ岐部司祭と187殉教者の列福式
ペトロ岐部司祭と187殉教者の列福式

 7月1日は、福者ペトロ岐部司祭と187殉教者の列福10周年記念日に当たります。 ペトロ岐部は、1587年大分県国東半島北部国見町岐部のキリスト教徒の両親の間に生まれ、13歳で小神学校に入り、1614年キリシタン迫害によってマカオに追放されました。

 司祭を志してラテン語と神学を学びましたが、そこでは日本人は司祭になれないことを知ると、多くの苦難を経て3年後の1620年ローマにたどり着きました。そして、イエズス会士のもとで審査を受け、司祭の適性と学識を認められ司祭に叙階されました。

 その頃、日本では弾圧が強化され、宣教師の入国は禁止されていました。彼は指導者や仲間たちが止めるのも聞かず、激しい迫害が待っている日本に帰ることを決意し、日本への足を求めて東南アジアをめぐり、難破しながらも鹿児島県にたどり着きます。
そして、迫害を逃れつつ、長崎から東北へ向かい、信徒たちを励ましつつ、1639年7月4日殉教しました。

 殉教者がいのちを賭けて守り抜き、苦しみの中に蒔いた愛の種が、現代の苦しみの中にいる子どもや若者たちのいのちに移し替えられ、心のうちに浸透するいのちの共有によって、キリストとの心の共有が実現しますように。
また、天の国を仰ぎつつ信仰を守り抜いた188殉教者の不屈の精神と祈りが、わたしたちの心と思い、行動を導き、神の国に導くものとなりますように。