聖パウロ女子修道会 協力者会 −ともに福音を宣教するために−
福岡 協力者の集い
2011年9月14日
2011年9月14日(水)午前10時から、福岡カテドラル大名町教会を会場に、聖パウロ会の鈴木信一神父様と本会のシスター井村を迎えて「協力者の集い」を開きました。参加者は北九州地区、佐賀地区、福岡地区からの22名でした。
二つの講話のあとのミサの中で、会員バッジの祝別と授与、そしてお一人ずつご自分の名前を宣言して「協力者の約束の祈り」を唱えました。この日初めて参加された方もおられ、受けた賜物を再び燃え立たせられた喜びと感謝のうちに、4時半に散会しました。
参加者のお一人が、ぜひ皆様と分かち合いたいとこの日の体験をお寄せくださいましたのでご紹介いたします。
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この度、わたしはミサの中で「聖パウロ女子修道会の協力者として、わたし○○は自分の聖化と人びとの聖化のために、社会的コミュニケーションによる福音宣教に励みたいと思います。」と、協力者会員の約束を承諾し、宣言いたました!
人はある時、それまで何ということもなくやり過ごしてきたことを、不意に自分のこととして意識させられることがあるものだということを知った瞬間でした。
わたしにとって女子パウロ会は、四十数年前の信者になりたてのころより、母子ともどもなぜか身近で日常的な存在の修道会でした。そのため、何の抵抗もなくいつの間にか協力者になっていたというのが実情です。ところが、年一回七夕様よろしく顔を合わせていた協力者の皆さんとお会いできた今年の集いは、何かが違っていました。
先ず、渡されたパンフレットのタイトルが<福音のための協力者>となっていたこと、女子パウロ会の創立から現在に至るまでの歴史的全容が実にコンパクトに分かりやすく纏められ、パワーポイントにより改めてきちんと学ばせていただいたことでした。そこでは、今この現実の中で、キリストの福音をマスメディアを通して世に伝えるという会のカリスマを確信し、心を新たに、更なる一歩を踏み出そうとしているシスター方の、並々ならぬ決意を感じ取ることができました。
福者ヤコブ・アルベリオーネ師は聖体から生まれたと言われる聖パウロ会を1914年8月20日に創立。宣教者聖パウロを保護の聖人とし、今を生きる時代の中で、福音の奉仕に画期的なコミュニケーション手段を駆使することを聖霊によって促されたと言われています。また師の願いはいつも共にということで、修道者に限らず信徒の使徒職への可能性を早くから配慮されていました。このことは、図らずも今日、このわたし自身への協力者としての自覚を促すものとなりました。
聖パウロ修道会をはじめとするパウロ家族は、2014年8月20日に創立100周年を迎えるために2011年8月20日より準備の3年間の歩みを始めましたが、協力者会としても、神が共に歩んでくださったその歴史を振り返って準備しようというものです。
午後の部で鈴木神父様は例のごとく例の語り口で淡々と、しかも熱い思いとともに『信徒の召命と使命』について〈異邦人の庭になろう〉というお話をしてくださいました。わたしばかりでなく、参加者皆さんの目を開き、心を内から燃やしてくださったことを感謝いたします。それを自らが生き、人に伝えようという思いが皆さんの顔に輝いていました。
(講話は12月の「今月のテーマ」に掲載予定です。)