聖パウロ女子修道会 協力者会 −ともに福音を宣教するために−

「よい勧めの御母、上知の座、マリア」

アルべリオーネ神父

San Crisogono in Trastevere

 マリアはよい勧めを賜う御母であり、上知の座である。神学者と教会博士たちは信徒とともに、困難に際しても、誤りや異端がはびこったときにも、必ずマリアに頼んだ。そしてマリアは、ご自分の御子と教会の教えを確認し、明らかにし、守ってくださった。

 どれほど、多くの人びとにとってマリアは光であり、導きであったことか! どれほど多くの若者たちが、勉学の道で疑問や困難に出会ってマリアの助けを受けたことだろう!

 福音史家も使徒も、著述家も教皇も、ペンと弁舌とをマリアに奉献し、その取り次ぎによって、ある意味で尊いペンテコステが繰り返されたのだった。

 聖トマス・アクイナス、リゴリオの聖アルフォンソ、聖ボナヴェントゥラ、大聖アルベルトは、人の知恵が踏み込んだことのない神学の深みに分け入った。

 福者フェリーニ、マンゾーニ、ロスミーニ、ボンギ、ルカミエ・・・のような優れた社会人や学者たちは、学問や事業や決定にあたりマリアに頼っていた。というよりは、むしろ、信仰が学問を深めるように導いたことがしばしばであった。

 神という太陽がつねに照らしている輝かしく澄んだ空、それがマリアである。この空には、神的太陽の輝きをいつでも受ける態勢があり、神と救いを求める人の知性に光を伝えようという姿勢がある。