聖パウロ女子修道会 協力者会 −ともに福音を宣教するために−



信仰年をどう生きるか −使徒の女王マリア−V

聖パウロ修道会 鈴木信一神父

聖霊降臨

 信仰年は11月24日をもって終了しましたが、前回に続き使徒の女王マリアへの信心をいっそう深める歩みを進めましょう。

 わたしたちは使徒の女王マリアの祝日を聖霊降臨前日の土曜日に祝います。なぜでしょうか? 聖母マリアが聖霊降臨と繋がっているからです。聖霊降臨のとき、使徒たちは母マリアと共に祈っていました。そこへ聖霊降臨が起こったのです。ここから、わたしたちは二つのことを教えられます。

 一つは、チームワークということです。マリアを中心に、マリアを軸として一つになって働くことです。わたしたちはそれぞれが自分の場で、それぞれの務めを果たします。けれどもわたしたちは一つなのです。一つであるという気持ちを持つことは大切です。福音の協力者として一緒に学び、一緒に苦労することは、一つのチームになるということです。
 使徒の女王マリアは、わたしたちが一つの輪になってマリアを中心として歩むことの大切さを思い起こさせます。

 もう一つは、翌日が聖霊降臨であるということです。マリアは、どうしてみことばを宿し、与えるようになったのでしょうか。それは、聖霊の力によってです。ですからわたしたちも、使徒の女王マリアと言うとき、「自分の力ではなく、あなたに倣わせてください。聖霊の力に支えられて、使徒的働きができますように。また聖霊の力によってわたしたちの思いが深まりますように」と願うことです。日々、仕事の前に祈るとき、わたしたちはこのことを思い起こし、聖霊に祈ります。

 最後に、使徒の女王マリアのご像は、必要以上に御子を与えようと手を伸ばしています。それはただ単に仕事をするのではなく、このささやかなわたしの働きを通して、みことばを何とかして伝えたいという願いをわたしたちに思い起こさせます。これが使徒の女王マリアの中にこめられたアルベリオーネ神父の考えでした。 (完)