聖パウロ女子修道会 協力者会 −ともに福音を宣教するために−



創立100周年に向けて 「パウロ家族の未来に目を向ける」X

聖パウロ修道会 澤田豊成神父

新しい使徒職のためのメディアの機械を祝別するアルベリオーネ神父

 創立者がこれらの本を書いた時代は、司祭しか福音宣教はできないと考えられていた時代で、司祭が他の人たちを司牧の働きに巻き込んでも、それは司牧にはならないと考えられていました。

 しかし創立者は、司牧の働きはイエス・キリストの働きで、全分野に及ぶものであるので、共に働く人々も、司祭職、司牧的働きを行うことになると考えました。司祭に結びつくことで、すべての人が一体となって司牧の働きを行うと考えたのです。

 「司祭的熱誠に参与する女性」とは、この司祭職に参与する女性のことです。創立者は、実際にこれを出版、メディアの世界にあてはめ、パウロ家族を創立していきました。さまざまな人が一体となって行う出版・印刷の使徒職を、司祭がミサで神のことば・福音を朗読し、説教することと同等の価値があると考えたのです。

 司祭の働き、司祭的務めは、すべてを巻き込んで果たされます。こうして、先ず聖パウロ修道会が誕生しました。この会は司祭とブラザーで構成されています。ブラザーは司祭職を行わず、その時代の考え方では福音宣教もしません。ところが、執筆し編集する司祭と、印刷してそれを倍増していくブラザーとは同じ使命を果たし、唯一の使命、つまり聖パウロ修道会の司祭によって保証されている役務的司祭職を果たしていくと創立者は理解したのです。

 これこそ司祭的熱誠に参与するブラザーであり、シスターであり、男女の信徒です。唯一の使命に参与することで、協力者である信徒一人ひとりも、偉大な司牧の働きに巻き込まれ、自ら司牧的働きを行い、果たすことになるのです。

 その後、聖パウロ女子修道会が生まれ、同じ使命に参与して司祭職に結ばれ、真の意味で司祭が行う福音宣教に巻き込まれていきます。その後に生まれた師イエズス修道女会、よき牧者イエスの修道女会、使徒の女王修道女会、さらに4つの在俗的奉献生活の会も同様に創立者は理解していました。1917年に生まれた協力者会もそうなのです。 (続く)