聖パウロ女子修道会 協力者会 −ともに福音を宣教するために−



日本管区創立史―本部・支部修道院の始め―

聖パウロ女子修道会 シスター三嶋邇子

7.名古屋修道院設立(1954年1月7日)

名古屋修道院

 大阪に聖パウロ女子修道会の修道院が設立されたことを知った名古屋教区長の松岡司教は、名古屋にも支部を開くことを望まれ、1953年修道院設立を要請されました。
 「喜んで招きに応じたいけれど、経済的にも人材的にも今は無理だということを伝えるように」と大阪から二人のシスターが下見のために派遣されました。ところがその際、教区長のほうでは、教区所有の土地と家を提供してくださったので、この機会を逃すべきではないと判断したシスターイレネ・コンティは支部設立を決断しました。

 最初は家庭訪問による使徒職が一部からよく理解されませんでしたが、徐々にいろいろな形の協力者に恵まれ、人びとに受け入れられるようになりました。特に主税町教会の主任司祭平田神父様のご協力を得て、教会の信徒たちとともに日曜学校や土曜学校などを手伝ったりして、他の小教区からも本会の使徒職が理解され、招かれるようになりました。
 1954年3月には、早くも最初の入会者チェチリア稲垣和子とルチア永田かよ子を迎えました。

 1955年4月、創立者とマエストラ・テクラの3回目の来日の折り、男子カルメル会近くの熱田区鍋弦町の土地を買うことが決まり、間もなく建築が始まり、1956年10月に新修道院へ移転しました。

 1961年4月、名古屋修道院では召命活動として、初めての若い女性の集まり「サン・パオリーネ」が誕生しました。月に一度集まって、霊的講話を聞いたり、祈ったりして、プログラムを組んで会合を取り仕切るのはすべて信徒の彼女たちがしていました。イニシャティブを取っていた長坂潔子、それに水元美代子、三嶋一子・邇子姉妹が入会し、また長谷川昌子、大岩一美ら数名が受洗し入会し、清家幸子も入会しました。
 若い女性の召命を目的とした「サン・パオリーネ」の集いはその後他の支部修道院でも取り入れられ、召命活動の先駆けとなりました。

 1967年に現在の布池に書院ができ、その後1970年1月8日に修道院ができ移転し、現在に至っています。(続く)