聖パウロ女子修道会 協力者会 −ともに福音を宣教するために−



日本管区創立史―本部・支部修道院の始め―

聖パウロ女子修道会 シスター三嶋邇子

9.仙台修道院設立(1957年11月6日)

仙台修道院

 仙台支部修道院設立は、日本管区創立の発展期にあたります。大阪支部開設以来、阿倍野教会主任として力となってくださった小林有方師が1954年5月3日に仙台教区の司教に叙階され、仙台にわたしたちを招聘してくださったのです。

 北仙台教会と道一つ隔てた通りに、手ごろな家が見つかり小さな修道院がスタートしました。修道院は住宅地にあったので、早速、近所の家庭から、当時の主な使徒職である家庭訪問宣教を開始しました。

 数か月のうちに大所帯になりましたが、彼女たちの望みは、一日も早く書院を開くことでした。小林司教の計らいで、司教座聖堂の敷地内に場所が決まり、支部開設後4か月目に落成、オープンの運びとなりました。書院は様々な人との出会いの場となり、家庭訪問宣教によっても求道者が増えて、使徒的働きは大きくなっていきましたが、ただ北仙台の家はあまりにも狭く、司教座聖堂のある元寺小路の書院に通うのにも不便でした。再度小林司教の協力によって、司教座聖堂敷地内に修道院を建てる許可をくださり、1961年9月16日新修道院が完成しました。

 モルタル二階建ての建物の一階半分は信徒会館となっており、小教区との関わりも深く、聖堂関係の仕事を手伝っていましたが、1982年の総長訪問の際に見直しを行い、同年12月いっぱいで聖堂関係の手伝いを終了することになりました。
 元寺小路では、司教座聖堂新築計画とともに信徒会館新築の計画が出て、それに併せて1987年頃から修道院も土地探しが始まりました。1991年4月20日、佐藤勝雄氏より仙台市宮城野区二の森に修道院の用地を寄贈され、その年の12月7日には、二階建ての新修道院が完成し、1993年には新聖堂とともに書院も装いを新たにして再スタートしました。

 2005年、2008年と東北地方は度々地震に見舞われましたが、2011年3月11日に東北地方太平洋沖で発生した「東日本大震災」は忘れることのできない出来事です。教区ではサポートセンターを設置し復興に務めていますが、本会からはシスター長谷川がセンターに派遣され、全面的に協力し働いています。  仙台書院は東北地方の拠点として、これからも、皆様の協力のもとに励んでいきます。 (続く)