聖パウロ女子修道会 協力者会 −ともに福音を宣教するために−



聖パウロと創立者

聖パウロ女子修道会 シスターベルナルダ・カダヴィ

パウロの生涯(1)

聖パウロ

 偉大な諸国民の使徒である聖パウロと、わたしたちの創立者ヤコブ・アルベリオーネ神父との間にある関係についてお話ししたいと思います。

 みなさんは、パウロについてこれまでいろいろと深められたことと思います。ここでは、パウロの生涯のいくつかの側面、いくつかの要素を取り上げることにしたいと思います。特に、アルベリオーネ神父の体験とさまざまなかたちで結びあっているものについて、例えば彼らが神の無償の深い愛を体験したこと、そして、キリストとの出会いから何を受け、どのように生涯を変えられていったかについてお話ししたいと思います。

 パウロはタルソ出身のりっぱなユダヤ人で、ファリサイ派の人でした。律法を忠実に生きることによって、自らの力、自らの義、自らの正しさをもって神に達し、救いを得ることができると信じていました。このパウロはダマスコに向かいます。自分にとって信仰の敵とみなしていた人びとを迫害するためでした。しかし彼はそこで、これまで考え信じてきたことと全く反対の体験をしたのです。

 復活したイエスが彼に会いに来て、彼を包み、心に深く分け入り、彼を変えたのです。パウロはこの神を感じとったのです。それは、自分を探し求めて来てくださる神、無償であわれみ深く、自分を愛し自分を救ってくださる神でした。

 このように、イエス・キリストにおいて、神から無償で愛されていると感じたパウロは、今度は全面的に自分自身をイエスに引き渡していきます。彼は自分の生涯を要約して、「わたしは、わたしを愛しわたしのためにご自分をささげてくださった神の子イエス・キリストの信仰に生きている」と言います。