聖パウロ女子修道会 協力者会 −ともに福音を宣教するために−



聖パウロと創立者U

ヤコブ・アルベリオーネの召命と使命(4)

聖パウロ女子修道会 シスターベルナルダ・カダヴィ

聖パウロ

 前回述べたように、どれほどパウロと創立者が深く結びついているのかは、単に個人的に神を体験しただけでなく、与えられた使命やカリスマに関しても深く一致していました。ですから、創立者が受けた賜物とはいったい何だったかをここで考えてみる必要があるでしょう。

 創立者が受けた固有の賜物とは、ひとことで言うと、聖パウロの精神、霊性をこの時代に再び生かすこと、この時代に合わせて提示するということです。創立者自身が神から受けたパウロ家族のカリスマと、パウロ自身が受けた恵みは、この意味で完全に一致しています。

 創立者は自分の使命を、使徒聖パウロの神秘的なまでのキリストとのかかわりと使徒的熱意を、この現代に再び生かすことであると確信していました。ですから、わたしたちパウロ家族の召命はまさに聖パウロの精神を生きるということです。アルベリオーネ神父にとって、パウロ家族は今日に生きるパウロなのです。

 わたしたちパウロ家族は、このキリストとの完全な一致に達しなければなりません。「もはや生きているのはわたしではなく、キリストがわたしのうちに生きておられる」と言えるまでに、パウロがもっていたあの宣教精神、ありとあらゆる手段を使って同時代に生きている人たちにキリストを伝えていくことです。

 教皇パウロ6世はアルベリオーネ神父の中に、まさに現代の神秘家の姿、現代の使徒の姿を見ていました。そして、第二バチカン公会議の中で彼を、沈黙と観想をとおしてすべての人に到達する新しい形態を見いだした人物として称賛しています。わたしたちパウロ家族は、この炎を引き継ぐ者であるわけです。パウロの心からアルベリオーネ神父の心に燃え移ったあの炎、それは今、わたしたちの中に灯されているのです。ですから、聖パウロと創立者のように、あの聖性、あの使徒的熱意を燃やしていくように招かれています。自分自身を神への奉仕、人びとへのよい奉仕へと変えていくことができますように。